子どもが都立中学を受験して合格した場合、親にもメリットがあるということを知っていますか。どのようなメリットがあるのかというと、子どもの教育費を抑えることができる点です。基本的に都立中学は公立学校なので、地元の中学と同じ費用で学ぶことができます。それなら地元の中学でもいいのではないかと考える方もいるかもしれませんが、地元の中学に入学すると3年後には高校受験をしなければなりません。
高校受験をする子どもの多くは塾に通うことが多いです。しかし都立中学であれば、そのまま受験無しで高校に進学することができるので、その分の費用を抑えることができます。他にも教育費の点から考えると、都立中学は学校の勉強だけで大学受験に挑戦することもできるので、そこでも予備校の費用を抑えることが可能です。都立中学に通っていても塾を利用している生徒も多くいますが、通わなかったとしても十分に上位レベルの大学を狙うことができます。
そもそも都立中に通っていると、塾に通う時間は少ないと言えます。授業数も多いですし、部活活動も推奨されているので電車通学の子だと平日に帰ってくるのが19時頃になってしまいます。したがって塾に通っている子も、そんなに多くの授業を受けることができないので、必然的に塾代を抑えることが可能です。最後のメリットとして挙げられるのが、PTAの役員になる確率が低い点です。
他の公立学校ではPTAに立候補する親が少ない傾向ですが、都立中の親は積極的に学校に関わりたいと考えている方が多いので、立候補で決まる場合が多いと言えます。