都立中学の受験で塾を活用するのであれば、なるべくお金をかけないことをおすすめします。なぜお金をかけ過ぎない方が良いのかというと、お金をかけたらかけただけ合格できるわけではないからです。都立中学の入試問題は、私立中学のように暗記をすれば解けるという問題ではありません。その年その年に応じて出題傾向が柔軟に変わるので、試験内容を予測することが難しいと言われています。
したがって都立中学に合格するには、その日の試験の相性にもよるものが多いです。同じメンバーで問題を変更してテストを受けさせたら、合格者の半分以上が変わると言われています。そのような確実性の薄い試験に、たくさんのお金をかけてはいけません。お金をかけないようにするポイントは、オプションの少ない塾を利用することです。
塾の中には、夏期講習や後期講習以外にも合宿を行なったりするところがあります。合宿は任意なので行かなくてもいいのですが、周りの子が行くとなったら子どもも行きたいと言い出すのではないでしょうか。そうなると親は断り切れなくて合宿に参加することになります。この合宿は長期休みごとに開催されるので、たくさんの費用がかかってしまいます。
このようなことを未然に防ぐためにも、合宿とかのオプションがない塾を選ぶようにしましょう。合宿などのオプションがなければ、子どもも行きたいとは言わなくなるからです。受験の際には子どもの勉強を応援したくなりますが、たくさんお金をかけて合格したとしても、次は大学受験が待っています。もし不合格で地元の中学に通うことになれば、高校受験もしなければならないので、そのことをしっかり考えることが大切です。