都立高校の受験には、一般的には5教科の学力検査が行われ、東京都教育委員会が作成します。面接や作文・小論文、実技検査を課す高校もあります。令和5年度入試からは、「東京都中学校英語スピーキングテスト(ESTA-J)」の結果も合否判定に使われるようになりました。進学重点校の日比谷高校などの7校と、進学重視型単位制高校となっている新宿高校などの3校は、問題の作成を自校で独自に行っています。

都立高校と一口に言っても受験内容は高校によって異なるため、志望校や学科の入試要項を確認して、受験科目や配点、出題範囲や傾向などを把握しておくことが大切です。5教科の基礎的な知識や技能を定着させ、英語スピーキングテスト(ESAT-J)の対策をする必要もあります。自作作成問題を実施する高校を受験する場合は、教科書レベルの問題は確実に得点できるようにしなければなりません。塾を選ぶ際のポイントとしては、授業形態やカリキュラム、受験直前指導などがあります。

難関都立高校への合格実績を見ることで塾のレベルや指導力を判断できるので、志望校に近いレベルの合格者数が多い塾を選びましょう。授業の形態には集団指導と個別指導があります。基礎学力を付けたい場合や、苦手分野の克服には個別指導がおすすめです。ライバルと切磋琢磨しながら複数の教科をまんべんなく学習するには集団指導が向いています。

定期テスト対策や自校作成問題対策などが充実しているかどうかを確認した上で、都立高校入試に合わせたカリキュラムを持つ塾を選びます。直前指導も、都立高校合格に向けた学習メニューのある塾が適切です。

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